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[539] 千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:あなたのSFコンテスト 2014/08/13(水) 22:21 [ 返信 ]
作者名:
千賀藤兵衛


作品名:
超能力者、趣味は読書


分類:
短編


あらすじ:
 読書の好きな高校生の少年・野田一平には、ある超能力があった。それは空中から白紙の本を取り出すという、ただそれだけの、意味不明の能力。だがある日、その本に『超能力者、趣味は読書』と題した文章が現れはじめる。


URL:
http://ncode.syosetu.com/n0263cg/


[552] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:朝陽遥 2014/08/14(木) 21:19
拝読しました。何これ面白い!

どう面白かったのか解説したらネタバレもいいところなので、詳しくは控えますが、ある種の小説技法をフル活用した、非常に凝った作品。序盤のほうは「??」と思った箇所もあったのですが、順を追ってきちんと読めば周到な伏線が用意されていたことがわかります。

非常に楽しい短編でした。


[562] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:夢 育美 2014/08/16(土) 05:17
自分も行間が読めませんw 発想が面白いと思いました。

前編の序盤が長い感じがします。組織の説明を先に、
他はバッサリやっても全体に影響しないように思いました。

本の話はとても面白かったです。


[567] ネタバレあり RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:VEILCHEN 2014/08/17(日) 22:02
ネタバレあり、でも一応伏字もいれつつ。

「!?」と思って読み返したところ、○と○○○は○○と断言しているようなものでした……。行間を読めていないのはきちんと読んでいないことを白状するようでとても心苦しいです。中性名の典型だよな、とは思ったのですがもう一歩踏み込むべきでした。
まんまと引っかかって申し訳ありませんでした。

マヴァール年代記とか懐かしい……。田中先生の貴重な完結作が軽くディスられてて少し笑いました。

[588] 【ネタバレ厳禁】読んでから読むように Name:栖坂月 2014/08/19(火) 13:06
上手い! これは面白かったです。
文章であるが故の文章、というとおかしな表現ですが、そんな印象のある作品でした。途中、アレ?と思いながら読んでいたことが綺麗に回収されるというのは気分がいいですね。かといって決して読者を置いてきぼりにするのではなく、必要十分なヒントと回答を明示している辺り、心憎い書き手だと思います。
相手の能力と主人公の能力が絶妙にマッチして、しっかり組み合わされた上で物語が成立している上に、それら一つ一つが納得のいく形で存在しているのも見事でした。こういうのって一方が自然でも、それに合わせた相手側が不自然になったりするものです。この辺りは苦心されたんじゃないかなと思います。
この作品の難点をあえて挙げるとするなら、他人に薦める時に中身の話ができないところでしょうかね。迂闊に話すとネタバレ必至です。朝陽さんがツイッターや活報でネタバレを妙に気にしていた理由が納得できました。
あ、ちなみにですけど『pSychic Fiction』は余計だったかなって思います(笑)
楽しませていただきました。
それではー


[592] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:高山直 2014/08/19(火) 23:14
うわ、すご! 現在の私の心境です。
この作品の素晴らしいところを挙げると、色々な本を読みたい気持ちがふつふつ湧いてくることと、読み返して「あちゃー、なるほど」と清々しい敗北感のようなものを感じるところですね。
個人的に、読むのは大好きだけど自分で書くには技量が足りないとある技法が巧みに施されていて、とても楽しく読むことが出来ました。SFジャンルではあまり見ない作風で、新鮮な気持ちで拝読いたしました。
素敵な作品でした。

[707] 千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:ちぃ 2014/08/29(金) 01:24
こんばんは
正直な感想を書かせて頂きます。
序章の部分にあたるところだと思うのですが、最初の方では明と漢字だったのですが、途中よりアキラとカタカナ表記となっておりました。
見落としでセリフだったかもしれませんが統一された方がいいと思います。
最初の方が特に句読点を打つ場所がおかしいです。
更になのですがセリフが長いです。
セリフは短くコンパクトにまとめた方がいいと思いました。
それにセリフとセリフの間には地の文を入れた方がキャラクター達の動きを表現できると思います。最近多い文章構成だと思います。
セリフとセリフの間が一番文章入れにくいんですよね。
それから、あえていうことでもないのかもしれませんが「ソードアート・オンライン」の名前を直接使うのもいかがなものかと思います。
あと漢字を使った方が分かりやすくなる箇所が多々ありました。
以上です。
最初に酷いことばかり言ってすみません。
ですがこれがあたしの正直な感想です。
作品として普通だったと思います。ありがとうございました。


あたしいつもこんな感じで感想頂いてます。
読んだ時最初は凹みますが面白かったと言われるよりも嬉しく思います。

(おことわり:以上の感想は、2014/08/27(水) 01:54に他のスレに誤って投稿されたちぃさんの感想を、企画主催者が移したものです。)


[740] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:キョウノ アリス 2014/08/30(土) 12:33
まるで推理小説のように、各所に散りばめられたヒント。いたるところで、ん?と考えて二度読みした箇所は伏線だったとは。
もう一度読み直してみるとなるほど全部書かれていました。それを上手く部分的に出して行く上手さを感じました。推理小説好きにはたまらない作品でした。
楽しく読ませていただきました。


[757] RE:*ネタバレ注意! 千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:深津弓春 2014/08/31(日) 12:24
 適度な長さ、すっぱり読める長さの中に上手く人物と物語とうまぁい伏線が仕掛けられた良作品。

 斜め読みせずきちんと読んでいるならば、首を捻るべき箇所が文中いくつか出てくるのだが、その全てが作中最も大きな仕掛けに繋がっており、他の感想にもあるがこの仕掛けが何より巧妙で楽しい。短編ならではの楽しさで、慣れてる人は見抜いてにやにや、慣れてない人は結末まで読んでやられた、といういい塩梅かと思う。

 上記の仕掛け以外にも細かな伏線が張られており、全体的に非常に整った丁寧な作品であるという印象を受ける。人物造形にも不自然さがなく、地の文も安定しており、作品のいい部分を邪魔する要素を感じなかった。

 無理くり難点を上げるとすれば、「神」という一語がやや安易過ぎる使われ方をしていたかと思います。メタ的な物語構造の語りにおいて神を出すのはよくあるのですが、わざわざ「神」という非常に扱いの難しい強烈な意味を伴う言葉を使う必然性が存在する物語は少なく、この作品もまた「神」がある必要があったかなと疑問に思ってしまう。


 色々書きましたが、これは本当に丁寧に読んで楽しんで欲しいとお勧めできる作品でした。単純な叙述トリックといくつかの意外な引っ掛けがが混在して騙しにくるのは見事で、個人的な話になりますがこういうお話はちょっと真似できません。

[1148] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」【ネタバレ、辛口】 Name:小豆犬 2014/09/06(土) 16:02
「超能力者、趣味は読書」拝読しました。短い文章の中に、複雑な伏線と、トリック。それが無理なく描写されており、文章技術が高い作者さんだ、と素直に感心しました。流れるような文章、シーン事による緩急の使い分け。気が付けば読み終わり、清々しい読了感でした。
 おこがましいのは承知の上で、少しばかり、私なりの感想を述べさせていただきたい。
 読了は清々しいものの、登場人物の誰にも感情移入できませんでした。没頭感を阻害したものは、時折現れる「読者の方は……」の表現であり、既読の作品が次から次に出てくること。そしてストーリーの背後に潜む、想像するも恐ろしい現実と、それに対する冷酷な描写だったと思います。
 テロ、市民が被害にあったとの記載がさらっと書いてありました。事件を起こしたのも超能力者、防いだのも超能力者。巻き込まれたのは超能力を持たない市民でしょう。読者は超能力を持っていません。主人公が能力を得て、その力の秘密を知っていく経過はいいのですが、その力が強力過ぎて、むしろ、テロで被害にあった一般市民に感情移入していたのかもしれません。しかも、テロが起こって犠牲者が出ているのに、スピード違反を捕まえている警察。一般市民に救いはありません。そんな凄い能力があるなら、俺達を救ってくれー! うーん。どうすればいいのかな。例えば、二人の前に現れたアキラが、救助活動の末、傷だらけでボロボロの姿だったら少しは救われたかな。

 物書きの端くれとしての感想は、文章力に魅せられた作品でしたが、読者目線ではこのように感じました。文章力に優れた作者さんだからこそ、読者の視点に立ったきめ細かいストーリーを作り上げる事ができるはずと、かなり酷い感想を書いてしまいました。でも、期待の現れと受け取って欲しい。まあ、こんな捻くれた読者もいるんだなあと笑い流してください。
 
 決して、トリックにまんまと引っ掛かった腹いせではありません。そのあたりは誤解なきようお願いします。失礼しました。


[1165] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:守分結 2014/09/06(土) 21:36
読みながら、あれ? あれ? と首を傾げつつ、最後の方で、ああっ、だから?だったのかと腑に落ちました。
推理仕立ての面白い作品だと思いました。
ありがとうございました


[1295] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:楠瑞稀 HOME 2014/09/08(月) 22:17
 これは上手いと膝を叩く作品。
 超能力者が世界中に現れはじめて、反発を受けたり受け入れる組織が作られたりと過渡期の世界。
 文字を書き加えられない真っ白な本を、好きな時に取り出し、消せるというあまり意味の分からない能力を持つ、本好きの少年が主人公の三人称の物語。
 ある時その本に、自分たちの様子が小説風に書き出されていく……そんな不思議な現象から、話はどんどん進んでいく。
 そして物語は佳境を迎え、伏線を上手く回収して、物語はエンディングを迎えるのだが、最後の一行で物語の印象は一変する。
 この転換具合が上手いと唸らせる要因となっています。もちろん、物語自体も長閑な日常と緊張感の絡みが秀逸で、面白いです。また、ところどころに差し込まれる実在の書籍名も、知っている人はにやりとさせられます。
 そんな所も含めて、上手いなぁと思わせる作品でした。


[1450] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:仏師 2014/09/12(金) 20:21
読みやすく、ストーリーもトリックも面白いと思いました。
しかし、明さんの過去に影響を与える能力は、事実の改変になってしまうので、何か物凄い影響が出るような気がします。
さらに、本のページを破れば全てなかったことにできるなら、テロ止めればいいんじゃないかと。
あまりにもストーリーに都合のいい能力のを出したために、矛盾ができてしまったように思え最後は楽しめませんでした。
以上短いながら感想でした。


[1481] タイトルやあらすじに惹かれたが Name:お茶龍 2014/09/13(土) 11:34
こんにちは、読ませて頂きました。【※辛口とネタばれ注意】
序盤始めからにあった目立つ疑問(名前)が中盤から出て使われて、ああ伏線だったんだなと受け入れた時。
ふうむ、もっと目立たなく伏線張って欲しかったなと正直思ってしまった読者です。ごはっ。
既に指摘されていますが、紙破れるなら…の他、はじめあらゆる手段でこの本の正体を探ろうとした時に、破ってみなかったかとか。
私なら火でもつけてみそう(キャー)。まあ、リアルさからは、離れ過ぎていたかなと思う次第でした。危機感というものが薄い、背景を書けたらよかったんですけどねぇ…と、溜息。
最も面白いと感じたのは一番最後でした。一平と私のにらみ合い。ですねぇ、=神ですから。これくらいは許容範囲です。
上記までを読み返してみて、なんて文句の多い読者だ(苦笑)。さて、辛口はここまでだ。すみません。
不満だったのは中盤からです。序盤は、タイトルとあらすじから惹き込まれていました。
後の種明かしを考えると大変でしょうけど、もっと主人公以外が出てきてわんちゃかやっても楽しいなと思ったりでした。
ではでは、楽しませて頂きました。失礼します。


[1523] 推理しながら読ませていただきました Name:梅津 咲火 2014/09/15(月) 18:51
 面白かったです。伏線の張り方が絶妙で、わざとらしくなかったのも良かったです。
 ただ拳銃を向けられても妙に落ち着いていたような……いえ、きっと勝算があったからでしょうね。

 自分としましては、最後の1文が特に好きです。
 楽しく読ませていただきました。


[1739] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:みもり 2014/09/21(日) 10:55
面白かったです。
凄く雰囲気がある世界だと思いました。
特に超能力が、大げさに描かれていなかったのが良かったです。等身大の少年像、とても魅力的でした。
一番好きなシーンというか、景色が広がったシーンは、主人公の能力が発現した時の騒動?の場面。
凄く良くて、そこで一気に作品に惹きこまれました。

最初、気軽に雰囲気を楽しむ感じで読んでて、読了後「面白かったぁ!」ってなりました。
その後、他の人の感想を読んで、真面目に読み返すと色々とひっかかる。

ただ、個人的に思うのは、この作品のメタ的な始まり
(幾つかの小説への駄目だしとか、又はそれをする読者への皮肉とか)
って、この小説をどう読んだらいいのか?というナビゲーターみたいなもので、
あまりミステリーとして真剣に読んでもいけない気がしたのです。

なんだろう、例えばミステリーとかでも探偵小説みたいな楽しみ方。
ある種のお約束展開があって、その中でどう楽しむか?、みたいな楽しみ方?、みたいな。

だから、この作品って複線とかギミックとかが面白さの要素じゃなくて、作中に流れる雰囲気とか世界観そのものが楽しいんだと思うし、作者もそういった楽しみ方がして欲しいんじゃなかろうか?と思いました。

趣味が読書な主人公ら超能力者。
単なる読書好きでなく、こだわりを持った読書人。
そして自分たちが登場人物として現れたりする白い本。

読んでいて感じたのは、読書好き同士の会話とか雰囲気。
もちろん、内容への突っ込みも又コミュニケーション。
で、自分が持つ超能力『白い本』に仕組まれたレトリックをみて、
自分たちがすむ世界(物語)にツッコミを入れる主人公・・・・って所で、
もう普通に面白いと思うんです。
星新一的なシニカルなコメディだ、と。
そう思いました。

面白かったです。

[1861] 読み直して納得 Name:天崎剣 HOME 2014/09/23(火) 23:37
序盤から首を捻り、最後にアレッとなって、読み直すと……。ああ、違う景色を見ていたのだと膝を打ちました。
これは良い叙述トリック。
小説だからこそ出来ることだなと、感心しました。そしてそれを上手くストーリーに生かすなんて、これはかなりセンスいいと思います。

本故に最後には……でしたが、読書家が大事な(?)本破らないで〜〜〜って、思ってしまいましたよ。
読書家にとって、本は神聖な物じゃないの〜〜〜???


[1874] ネタバレ「超能力者、趣味は読書」 Name:平 啓 2014/09/25(木) 09:34
拝読しました。
最初にアレと思っていた名前と職業の違い、また入浴シーンの疑問が見事に回収されていて納得の最後がとても気持ちよかったです。
この神様はやはり推理小説を目指して書いているんでしょうね。だから登場人物の造形や社会背景は、ストーリーの進行にさしたる重要な要素でないので、深くまでは語らなかったのだと自分で納得しています。
個人的にボクっ娘の記述にはすぐ引っかかるタイプなので、ああ、またしてもヤラレタと自省しきりです。でも、ワイルドなアキラさんの入浴シーンを改めて想像すると、一平くんの動揺が具体的になって楽しかったです。
白紙の本に書かれる話が本文と重なる入れ子細工的構造が、とても新鮮で、小説視点の面白さをじっくり堪能させていただきました。


[1964] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:尚文 2014/09/27(土) 23:40
初めのまったりとした雰囲気を引きずるかのように、ゆったりと読み進めることができました。
神の視点から本を書くというのはありますが、それを破り捨てるというのは、斬新なアイディアだと思います。
すばらしい作品でした。

[1971] RE:千賀藤兵衛「超能力者、趣味は読書」 Name:桐谷瑞香 HOME 2014/09/28(日) 19:07
この不自然な書き方はミスなのか意図的なのか……おそらく意図的なのかなと思いつつ読み進めていたら、まさにその通りでした。最後のネタばらしではそうだねと思いながら読んでいました。
小説でしかできない技法を使っていてお見事です。
また危機的な状況もそういう方法でひっくり返すとは、盲点を突かれました。
思いもよらぬ発想の数々の小説でした。面白かったです。


[2241] 感想返信がわりの何か Name:千賀藤兵衛(ジザパルーラ) 2014/10/12(日) 06:49
 このたびはたくさんのかたに読んでいただき、感想も頂戴いたしまして、まことにありがとうございます。
 いただいた感想にはもれなくお返事をいたす所存ですが、現在少々多忙のため、もうすこし時間をいただきたく存じます。なんとか今世紀中には返信できると思いますので、みなさま長生きをなさってお待ちくださいませ。

 言い訳ばかりでも何ですので、すこし自作解題をしてみようと思います。
 本作は、ただひたすら読者をいかにしてびっくりさせるかという一点だけを追求して書いたしろものです。作者の思惑といたしましては、こんな見え見えの叙述トリックにひっかかる人はいないだろうからこれは見せ球にして、読者が「ハッハッハこんな他愛ないトリックにだまされるかバカめ」と油断したところを最後の一文で仕留める、という段取りになっておりました。
 が、見せ球のほうにも全力投球したおかげか、フタをあけてみればみごと見せ球にひっかかってくれたかたもわりといた様子。作者冥利に尽きます。

 これ以外には語るところはあまりない小説ですが、ほか二点ほど蛇足補足。
 舞台である萩野県大原市は、宮城県栗原市がモデルです。県庁所在地の万代市は仙台市を10倍したものです。
 JESPOこと財団法人日本超能力機構が出てくる物語のアイデアはほかにもいくつかあるので、ひまができて気が向いたら書くかもしれません。アイデアのおおもとは、ロバート・シェクリィの短編「超能力会社」の焼き直しです。このことについては、なろうの活動報告にもう少し詳しく書きましたので、興味のあるかたは下記をごらんください。

http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/184634/blogkey/965498/

 それでは今回はこのへんで。今世紀中と言わず今月中ぐらいには、いただいた感想ひとつひとつにお返事できるようがんばります。


[2262] やっとこさ感想返信 Name:千賀藤兵衛 2015/05/13(水) 01:47
 べらぼうに遅くなりましたが、いただいた感想に返信させていただきます。

朝陽遥様
 まっさきに「おもしろい」と言っていただけてうれしかったです。自分ではまあそこそこのモノは書けたと思っていましたが、ひとの感想を聞いてみないと実際どうかはわかりませんからね。この作品を書いてよかったんだと安心した次第です。

夢育美様
 一平の行間うんぬんの発言はちょっと言い過ぎた気がしないでもありません。読んでくださった方を小馬鹿にしているように受け取られてもしかたない発言です。ただ、小説の登場人物に読者の心情を忖度させるのもなにか違うような気がして、結局いきおいのままにしゃべらせてしまいました。笑ってやっていただけると幸いです。
 構成については、組織の説明を入れるのがやや遅かったかと反省しております。特に『切り拓く会』の説明は遅かった。ご指摘ありがとうございました。

VEILCHEN様
 ひっかかって申し訳ないなどとはとんでもない。むしろ、ひっかかってくださってありがとうございました。この小説を投稿する直前にも、『小説家になろう』でアキラという名前で性別ひっかけをやる小説を読んでおりまして、ちょっと手あかがついたネタかと思っておりました。が、田中先生の某作品の中でも述べられていたように、陳腐というのは繰り返し用いられるからで、繰り返し用いられるのは効果があるからなのでした(笑)。

栖坂月様
 面白いと言っていただけて恐縮です。実際はあまり計算して書いてはおりません。伏線や手がかりは「このぐらいばらまいときゃいいだろう」といった感じですし、一平と進一の能力についてはほとんど何も考えず野生の勘で設定しました。白状すると、進一が出すのが一平と同じ本だと物足りないので電子書籍にしたものの、電子書籍の実物にふれたことがないので、おかしなことを書いてしまっていないか少々不安だったりします。この一事をもってしても、私の緻密さの程度が知れるかと思います。

高山直様
 作中に登場する本が読みたいと感じていただけるとうれしいです。作中でけなした作品もふくめて、私が面白いと思ったものばかりチョイスしておりますので、何かの機会に手に取っていただけたらますますうれしいです。

ちぃ様
 いろいろ指摘いただきありがとうございます。
 句点については、自分でも迷い迷い打っています。これまでもこれからもずっと課題です。
 セリフについては、私はかならずしも長すぎるとは思っていません。むしろ状況によってはもっと長くなくてはいけないところを、私がしゃべるのが苦手なために必要以上に短くまとめてしまっていると感じています。
 もうひとつ、セリフばかり連続しすぎる点。読み返してみると、これはたしかにそうかもしれません。私の技術でここに地の文をはさむと間延びしてしまうので、現状ではこれが精一杯ですが、これも課題です。
 実在の作品名を出したことについては、特に問題とは認識していません。
 漢字の使いかたは悩みどころです。漢字で書くかかなで書くかは読みやすさ優先で判断していますが、ご指摘のとおり私はどちらかというとかな書きのほうに振れる傾向があります。
 指摘いただいたなかでいちばんきびしく感じたのは、アキラ・明問題です。作者としては、最後まで読んでくれ、そうしたらわかる、と言いたいですが、それは傲慢というものでしょう。実績のあるプロの作家ならともかく、インターネットに出没している有象無象のしろうと作者なのです。公平に見て、こうした疑問点が作品内できちんと解決されることはあまり期待できません。登場人物の名前も管理できないようなヘボ作者のヘボ作品であるから読む価値なしと判断されて、途中で読むのをやめられてしまってもしかたないところです。実際『小説家になろう』で小説を読んでいると、登場人物の名前が食い違っている作品などザラにあります(そしてたいていは駄作です)。この難点は作品を書き始めたころにすでに気づいておりまして、なにか解決策はないかとずっと思いめぐらしていたのですが、結局なにも思いつきませんでした。そのようなわけで、この小説の最初のほうを読んで完成度に疑問をいだいて途中で読むのをやめる読者がいたとしても、私としては文句は言えません。申しわけなかったと思うしだいです。

キョウノアリス様
 感想ありがとうございます。じつのところ私は推理小説を書こうというつもりはぜんぜんなくて、めくらめっぽう書いた結果こういうものができあがったのです。それどころかトリックなどを考えるのは大の苦手で、推理小説など一生書けないと思っています。推理小説的な面から評価していただけたのは意外な喜びでした。

深津弓春様
 感想ありがとうございます。『さよなら一億の独り身たちよ』の更新を毎日楽しみにしていた身としては、あの作品の作者様からこんなにほめられるなんて、といささかとまどっております。
 神の件ですが、たしかに強烈な概念を安直に持ち出した気がしないでもありません。ただ、最後の一文を不気味に演出するには、この強烈なしろもののほうがよいと考えます。進一という狂信者の発言のなかに出てきた、あくまでも妄想のなかの存在であるはずのホニャララが、現実にぬっと姿を見せる。この役は神以外のものではなかなか務まらないと思います。

小豆犬様
 きびしい感想ありがとうございます。テロ被害者である一般人の側からの視点は、まるっきりありませんでした。私がヒューマニストではないということが露呈したかたちになっております。たとえば戦争の物語などをつくるとき、末端で死んでゆく兵士にスポットを当てるのではなく、配下を駒として動かす指揮官のほうを正面に持ってくる、あるいは決して死なないような超人的戦士を主役に据える。私はそういうところがあります。ご不快に感じられたのであれぱ申しわけありません。この問題は心にとめておこうと思います。

守分結様
 感想ありがとうございます。当方の注文どおりの読みかたをしてくださったようで、ありがたいと言うか、申し訳ないと言うか、心洗われました。

楠瑞稀様
 最後の一行に注目していただきありがとうございます。この部分にはかなり気合を入れていたのに、ほかの方々の感想ではわりとスルーされていたものですから、ようやく報われた思いがいたしました。

仏師様
 ご指摘ありがとうございます。おっしゃるとおり、たしかにご都合主義です。また、本をやぶってテロそのものを止める発想はありませんでした。読めば読むほどアラが出てくる、馬脚をあらわした恰好であります。

お茶龍様
 感想ありがとうございます。
 火をつけるとはまた過激な(笑)。何が起こるのかちょっと想像がつきません。
 背景は、たしかに書き込みが甘かったです。特に超能力者が社会でどういう扱いを受けているかについては、もう少し書きたかったし、書くべきでした。もしかしたらシリーズ化するかもしれませんので、そのときに新しい作品の中で触れることができたらと思います。
 登場人物をもっと増やすことは……、できたかもしれませんが、その場合コンテストの締切に間に合わなかったという自信があります。現状で、登場人物の数と物語の内容との釣り合いは取れていると判断してもいます。

梅津咲火様
 楽しんでいただけて幸いです。
 一平が拳銃を向けられても落ち着いていたのはなぜかと言いますと、下書きではちゃんと一平がうろたえるところをもっと書いたのに、推敲するときにうっかり削ってしまったからです。ご指摘をいただくまで気がつきませんでした。私ドジすぎる……。

みもり様
 長文の感想ありがとうございます。
 冒頭の実在の小説に関する言述がこの作品の読みかたのナビゲートになっているとか、あるいは一平たちが「本」の記述に普通の小説を読むのと同じ調子で論評を加えている点についてのご意見など、興味深く拝読しました。正直なところ、そこまで考えて小説を書いているか自分でもはっきりわかりませんが、分析的で参考になりました。

天崎剣様
 楽しんでいただけたようで幸いです。私は小説以外の形で物語を創作する発想がないので、本作のアイデアが小説以外で実現不可能かどうかよくわからないのですが、小説という形式で大いに遊ぶことができたとは感じています。書いていて愉快だったのはたしかです。
 あと、本を破る件についてですが、いかに愛書家であろうと本を命に替えることはできないと思います。ここは譲れません。

平啓様
 おほめいただきありがとうございます。
 神様の執筆意図はあまりわかりません。私のほうの意図はと申しますと、推理小説を書いているつもりではありませんでした。ミステリは書くのも読むのも苦手なジャンルでして、はじめから「トリックを使った小説を書いて読者をひっかけるぞー!」というようなつもりだったのではなく、書いているうちにいつのまにかそんなふうになっていったというのが本当のところです。思えば不思議ななりゆきです。
 ボクっ娘、オレっ娘にはひっかかって当然です。むしろその、読者のジェンダーの感覚を混乱させるところこそボクっ娘、オレっ娘の魅力であると申せましょう。

尚文様
 斬新という評価をいただきましてありがとうございます。ただ、自分では本を破り捨てるというアイデアが斬新かどうかよくわかりません。それほどぶっとんだアイデアとは思えず、どこかでだれかがもう使っているのではないかという気がします。
 いずれにせよ、楽しんでいただけたのであれば作者冥利に尽きます。

桐谷瑞香様
 感想ありがとうございます。
 最後のネタばらしの場面はちょっとくどかったかと思わないでもありませんが、説明が足りなくて読者が消化不良を感じるよりはよかろうと割り切っています。こういうところも面白く書けたらいいのですが……。

 以上です。
 返信が遅くなりましたことまことに申し訳ありません。こういうヤツですが、また何かの折には構っていただけると大喜びでございます。
 ではでは、これにて。



  



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