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[72] あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:あなたのSFコンテスト 2014/07/27(日) 02:38 [ 返信 ]
作者名:
あずき犬


作品名:
悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!


分類:
長編


あらすじ:
地球が銀河帝国に併合されて二十年余り。しかし何一つ変わらない日常。人々は、帝国人一人、宇宙船一つ見たことがなかった。
 市立新浜高校に通う剣崎杏子はちょっと剣道が上手い、ごく普通の高校生。ある日、幼なじみから貰ったチョコバーの当たりを郵送したところ、当選の封筒が届く。行き先は外国のお菓子工場。初めての海外旅行に心ときめく彼女が四人の少女と乗り込んだのは、ボロボロのバス。空港に向かうはずが、うたた寝から目覚めるとそこには土星が浮かんでいた。
 斥力空間連鎖穿道(メインストリート)により銀河帝国首都惑星に降り立つ彼女達に、日本政府外交省の秋山がチラシを手渡す。 
 
【地球親善大使 パフォーマンスアイドル TKU5!】

 ―― これは遥か五万光年の道のりを辿る、五人の少女たちの苦難と栄光の物語である。


URL:
http://ncode.syosetu.com/n3076cf/


[840] 色物かと思いきや Name:栖坂月 2014/09/02(火) 11:47
タイトルにある通り、アイドル物です。
最初はラブ○イブを連想しましたが、設定的にはWUGなんでしょうかね。そっちはあまり観なかったので詳しくは知りませんが。ともかく、昨今流行っているアイドル活動をテーマにした作品です。
アイドル系の作品というのは、アイドル家業という非日常感と一人の人間としての日常感のギャップや隙間を楽しむ系統だと理解していますが、この作品はSFという性質上から常に非日常感に覆われています。背景にある事情は重く、切羽詰っている印象が強いですね。この辺りは良く書けている反面、必要以上に話が重くなっている要因にもなっており、アイドル物として読むとスッキリ感に乏しいようにも思います。癒しはほぼ皆無ですしね。SFとしては面白い発想だなーと思いましたけども。
最終的に主人公たちは報われており、カタルシスもあって綺麗に終わっている作品です。安心して見られる作品としては上々の出来と言えるのではないでしょうか。私もしっかりと楽しませていただきました。
一つだけ苦言を呈するとするなら、展開がお約束の域を出ていないことでしょうかね。少々ご都合主義的な終盤の盛り上がりを見ると、あぁ良かったと思う反面、少しばかり不自然に思える印象もあります。まぁ、理不尽なバッドエンドなんてゴメンこうむりますので、この明るいエンディングは笑顔で受け入れる気にさせられます。これも魅力の一つなのでしょう。
文章力などの技術も全体の長さも過不足なく、本当に安心して楽しめる作品になっていると思います。タイトルだけを見るとアレなんですけど、良作ですね。
楽しませていただきました。
それではー


[855] 【若干ネタバレ有り】chocolate attack!が真面目に聞きたい。 Name:URA 2014/09/02(火) 16:34
レビテタントのピンクキャップをワンセットくださーい。あ、テイクアウトで〜。

今読み終わりました。宇宙アイドル物と言うことでラ○ライブやアイド○マスターな物を想像していたのですが、物語背景を結構ダークに作られたお話でした。

【ネタバレ】やはり宇宙物のドラマはウラシマ効果にありますよね!!
いや、むしろ宇宙で一番悲しいのはウラシマ効果だと思います。モノローグ、マジでウルっと来ました。帝国人が見送りに来た辺りがピーク!
この時決めました「俺、この作品読み終わったら感想書くんだ」と。

さて、チャットで辛口を念押しされたので少しだけ気になった所を。
【辛口】
若干ですが、情景描写と動作の描写が固くテンポの悪さを感じてしまいました。
モノローグ以降、読み手としてドップリハマったので気にならなくはなりましたが。
高校三年で「理科の授業」だったり宇宙舞台にもかかわらず見上げる「水銀灯」だったり、要所要所で出てくるレトロ感に宇宙未来っぽさが薄れた気がします。
後、モノローグで世界背景にかなり興味を持っていた段階で訪れた、体育館での質疑応答に少し残念さを感じました。帝国人は一体どんな思考をしているんだろうと、関心を向けたところでのスルーだったので、もう少し色々聞いて欲しかったなと。
最後に、メインスポットである杏子以外の四人より秋山と田端の方が人物としての背景が濃かった事でしょうか…。
もう少し、他四人の過去を掘り下げて欲しかったなと…。

辛口以上です!
全体的に見てハッピーエンドですし、色々考えられている背景設定、魅せていただきました。有難うございます。

[1020] (ネタバレ有り)「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:ろ 2014/09/04(木) 10:21
読ませていただきました。
素人の少女たちがトップアイドルにまで上り詰める過程を、SFの背景設定含め丁寧に書き切った良作でした。


@誤字 トラック22
「丸い小さなそれを握った田端は、ロボットぬ促されるまま、番組スタッフ達の集団に合流した。」→「ロボットに促されるまま」


@ファンクラブについて
ファンクラブは最初、豚の男を足して3人。
という記述がありましたが、その3人について、伏線としてもう少し詳細な情報がほしかった。
ファンクラブ発足時メンバーを豚の男・花のエルザ・コスプレ職人(ホログラムも作成)
とし、

ファンクラブ発足で意味深なメンバー発言記述
「今のところ3人。俺と、あと辺境植物園の姉さん。あとコスプレ雑貨●●屋の…このホログラム作ったのもそいつで……」など

エルザと杏子の最終シーン
「あの子なら大丈夫だよ。秋山さん」
(エルザと秋山の繋がりを強固にできる)

魔法少女戦士のコスプレ衣装到着
「ファンクラブの一人にコスプレ職人がいて〜」
(話に直接登場しないまでも重要な脇役として確固たる地位を築く)

という具合に回収できる。
最後の祝杯にエルザが居る理由もキッチリ回収できます(今のままでは、エルザはただのファンというだけになってしまう)


@主役の5人について
最後まで、誰が誰だかよくわからないまま読み終えてしまいました。
原因は、5人の差別化が「言葉使いと髪の毛のみ」となってしまったからです。
例えば目(釣り目・たれ目など)や特徴的なホクロの位置(泣きぼくろ・耳にピアスのような大きいホクロなど)、学力の差(セリフに如実に表れるように操作する)など、もっとハッキリ差別できれば良かったかな。

@同じように、帝国で生活している婦人について
エルザとマーサ、
祐子のところの老女と早紀のところの老女、
口調にまったく区別がつきませんでした。
「帝国人はいたって穏やかで慈悲深い」という設定に引きずられるように、没個性となってしまったのは残念でした。


@リュークの心変わりについて
もうひとつストーリーがあれば、なお良かった。
例えば、

失言について謝りなさいとマーサに無理やり頭を下げられたリューク

反抗的な目で杏子を睨みつける(全然反省していない)リュークに対して、杏子が深い悲しみの目だけを無言で向ける

首をふり「いいんです。でも、私にはここしかないんです、ここに、居させてください」
頭を下げる

高校での質疑応答で、もう帰るところがないということを「実感した形で」リュークが知る

家に帰って、部屋で改めて曲を聴きはじめるリューク……

といった具合に。

___

全体的によくできていると思いますが、
ひとつのイベントに対してメインテーマだけが大きく書かれ、サブテーマは適当、という印象が強いです。

上記でたとえると

花の植物園でのイベント
・メインテーマ→杏子の立ちなおり
・サブテーマ→秋山がいかに地域に根差していたか(適当)

高校での質疑応答イベント
・メインテーマ→これをきっかけに、若者の間でのアイドル知名度が高くなる
・サブテーマ1→田端と先生(回収)
・サブテーマ2→リュークの心変わり(適当)

といった具合です。
裏で同時進行していくサブテーマにも深みを持たせ、イベントが必然であることを読者に納得させられたら良いですね。


[1114] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:真崎@M's Works 2014/09/05(金) 22:09
 タイトルから受けた印象とはまったく違う、哀愁と望郷のSF。
 文字数の割にはあっさり読めたが、それはいいのか悪いのか。
 個人的には後者であり、その理由は一言で言うと「展開が速過ぎた」ということになる。
 ファンクラブ連中の根回し話がもっとあってもよかったかもしれないし、アイドルとして明確に敵対するグループがあってもよかったかもしれない。
 とはいえ、物語が二転三転すると読み進めるのが面倒臭い、という向きもあるだろう。
 悩んだ末にテンポを重視してオミットされたのだとしたら成功している反面、少し残念だ。
 帝国人の精神性がブレているように感じるのは読み方が悪いのか、主人公らによる変革が急すぎたのか。
 そこはツンデレひとりに絞って書き込んでもよかったかと思う。
 ……と、重箱の隅をつつくようにあげつらいましたが、基本的には楽しめました。
 加筆修正版が読みたい! ということだと理解していただけると幸いです。
 しかし剣道、弓道、合気道、空手……新体操?
 そうか昨今の新体操は武道の一種なのか、確かに黒薔薇の人とか県大会四位でもなんかすごい人とかいるもんな、と納得。
 それにしても木プレ皇帝……マジ何者なのか(


[1317] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:みもり 2014/09/09(火) 05:08
文章のテンポも良くて、読みやすかったです。
描写としては、最初の日常シーンとか、宇宙にでてからの日常シーンとかが、凄く雰囲気があって好きです。
女の子の物語としての雰囲気がありました。

ただ、雰囲気があるけど、全体のストーリとして見ると、微妙でした。エンディングもこのストーリーとしては、良かったのですが、なんだか誤魔化された気分になるんです。

思ったのは、主人公やその他の少女が、アイドルになりたいと思ってなった訳じゃ無い点。無理やりやらされているのを、ポジティブにして物語を進ませてるんですよね。
これが最初から売れないアイドルが、って設定だったりなら、多分、感情移入しやすかったかもしれないです。

[1498] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:VEILCHEN 2014/09/14(日) 00:04
キャラクターとシチュエーションの把握にやや苦労しながら前半を読み進めましたが、折り返しのモノローグで一気に引き込まれました。秋山さんの愛国(星)心に涙腺が緩んで……。
主人公が差別される側で、しかもその内容が真綿で首を絞めるような優しく憐れみに満ちたものであるというやるせなさと、そこからの反撃、その手段がアイドル活動という平和的かつ女の子女の子したものであること、いずれも興味深く面白かったです。
ペルメテウス、極寒少女、その他名無しのアイドルグループを通じて地球以外の星の人々(被差別民)を描いていたのも、文化のあり様として興味深く、終盤変革が可能になったことへの説得力になっていたと思います。
音楽は世界を変える、的な。普遍的ですが魅力的なテーマでした。

少し疑問だったのが遺伝子改良システムについて。遺伝子をいじられたのみ(というのもひどい話ですが……)で、秋山さんに指摘されるまで気付かなかった主人公たちと、記憶まで改竄されたペルメテウスのアンジェラとで、結果に差があったこと。後者は「テロ」絡み故の特例だろうとは思うのですが、手術を拒む人たちへの共感にも関わることなので、どういう場合にどういう処置なのか描写があればよかったな、と思います。言い換えれば、帝国側の政策や思惑がもっと見たかった、とも言えるかと思います。

なお、タイポのご指摘ですが「DNA alteration sistem」は〜systemと思いますのでご確認ください。

地球の命運を賭けた普通の女の子たちの葛藤と努力の物語、楽しませていただきました。ありがとうございました。

[1504] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:深津弓春 2014/09/14(日) 16:32
 直球勝負な職業もの(?)作品。

 私はアイドルについての知識感心がゼロなのですが、その上で感想を書き記したいと思います。ご了承ください。

 馬鹿でかい「銀河帝国」と、「アイドル」という異色の組み合わせは面白いと思います。文化的なあれこれで宇宙の別種族とコミュニケーションしたり和解したりといった話は色々ありますが、地球における文化資源としてのアイドルがそのまま同じ方法論で銀河を相手に「歌って踊って魅了する」というストレートなぶつかりかたをするのは、シリアス作品としては珍しいような気がします。
 
 文章がまずもって安定しており、多数の登場人物の視点が交錯しつつも、きっかりと「五人のアイドル」を主役に据えた物語が提示されていることに感心しました。軸がぶれていないので、読みやすく、より鮮烈にお話を感じることが出来ます。
 王道的ストーリーではあるのですが、分かりやすさが行き過ぎたゆえの陳腐さは臭わず、間口の広いさわやかな物語になっていて、上記の文章と相まってこれまた読みやすい。アイドルという題材は別としても、「悪い意味で人を選ぶ作品」ではないのは、この作品の強みだと思いました。


 ただ、芯が真っ直ぐで読みやすいが故に、欠点も目立っているように感じます。

 作中のほとんどのシーンが「銀河帝国」の街になるわけですが、情景描写が少なく、また時折描写されるその様子がえらく地球現代的で、まずもってヴィジュアル面から世界を想像し辛くなっています。非常に高い文明・科学技術をもった集団として描かれている銀河帝国ですが、それほどまでに発達した種族が一体どんな存在なのか――言語は存在し続けているのか、そも文化と言う概念が残っているものなのか、という根本的なところから疑問なのですが、この作品では銀河帝国というものはほとんど準地球的に描かれ、人も町並みもえらく地球的です。
 コメディ作品などでは「お約束」として宇宙人が皆ほとんど地球人的立ったりするのですが、この作品はあまりそういったコメディ調ではなく、やや違和感を感じざるを得ません。勿論本気でリアルな宇宙人を書く必要が絶対にあるというわけでもないのですが、ここまで地球人的な銀河帝国人を描かれると、作品全体のシリアスさ、リアルさ加減とあまりに大きな落差を感じます。
 読者としては「銀河帝国」なるものがなんなのか、知らずに読み始めるわけですが、特に詳しい生態や文化や思考形態について説明があるわけでもなく、やたら地球じんっぽいのが出てきて、しかも主人公たち地球人はそのことを全然疑問視しない。ちょっと、読者が置いてけぼりになりすぎていると思います。アイドルになれといわれても、普通そこは「いや、そういう概念ってまず通用するの?」という疑問がわくと思うのですが。

 銀河帝国人も含め、人物はそれなり以上に描けていると思います。それぞれがテーマを抱えていたり、心変わりしたり。しかし、その下地となる「世界」が見えてこない。人物というものは結構な部分がそれを支える「世界」によって決定付けられる部分が多いと思うのですが、この「世界」部分がよく見えてこないので、人物に関しても最後の一歩分、ストレートに理解が進まない。宇宙人を地球人がアイドルとして魅了する、それでもって問題を解決する、という物語において、この「異質な相手=宇宙人が、しっかり見えてこない」というのは致命的な欠けではないかとおもいます。

 これに関連して、「アイドルによる惑星改造阻止」というストーリーの肝にも疑問がわきます。
 銀河帝国人は超絶的な科学力を持つわけですが、それだけの知性を持っている種族がもし、人間的感覚で理解できるような知性をもっているならば(つまり人類に近い感性をもった知性生物ならば)作中のように辺境惑星の生物に対してあまりに酷薄な性格をもっているのがおかしいように思えます。作中にあるような見せ掛けの、押し付けがましく強圧的な「慈悲」ではなく本当の慈悲でもって、「低い文明度の生物」を暖かく見守ったりしないのでしょうか。なにせ彼らは、世界大戦時代の地球人ではなく、恒星間航行まで成し遂げている知性体なのですから。逆に、人間的感性では計り知れない残酷な、あるいは全く異質な情感を基に発展した知性生物ならば、そもそもアイドルによる懐柔という人間的方法論が通用しない気がします。

 地球人同士での話しなら、この物語は非常によく出来ていると思います。銀河帝国、異なる種族の相手を描ききれていないことが、非常に惜しい。

 あとは、主人公たちアイドル五人の超人的適応力も気になります。拉致同然に宇宙行き、しかも馴染みのない、志望していたわけでもないアイドルになることに。多分、ほとんどの人間が、パニックを起こした後に、深い精神疾患かなにかにかかる気がするのですが。
 中盤で五人それぞれが悲しみ落ち込むシーンは一応あるのですが、これだけひどい、追い詰められた、恐ろしい状況に落とされた人間の落ち込みとしては、ややあっさりしすぎていると感じます。他の方の感想にある「別に最初からアイドル志望だったわけでもない」という問題点とあわせて、アイドル五人の心情がどうにも腑に落ちないところが残ってしまうのは、やや残念でした。
 
 アイディアとストーリーの骨格、文章力に優れた作品だと思います。大事なところで引っ掛かりを覚えるところはありましたが、それを差し引いても良い作品だと言えると思います。巨大で余計なお世話かもですが、文量を1.数倍くらい増やして、より世界と、アイドル五人の心情や意志を深く書けば、かなりの作品になりそうです。
 

[1644] 秋山さんの物語 Name:天崎剣 HOME 2014/09/19(金) 02:45
五人組アイドルが地球の命運をかけた物語、楽しませていただきました。
感動しました。泣きました。
秋山さんのところでは涙がボロボロと零れて、大変なことになってしまいました。
唯一、出てきたおっさん。秋山さん。気がつけば秋山さんにどっぷり浸かっていた私……。
秋山さんのことしか覚えてない。やばい。

ごめんなさい、最後まで杏子以外の名前と特徴、覚えられませんでした。あ、早紀はお金持ちのお嬢さんだから、何となく覚えていましたが、あとはその他大勢になっていました。

面白かった、面白かったんだけど。

ちょいと前の朝ドラ「あまちゃん」の天野アキがこんな境遇だったように思います。
秋山さんは太巻さん(秋○康)、田端さんは水口さんのイメージで。合ってますか?

故郷を守ろうとする女の子達。健気で、真っ直ぐで。
抱えている物の大きさを考えると、本当は立っていられないだろうに、徐々に受け入れていく姿に心打たれました。

私もそうだったんですが、執筆は時間との闘いだったと思います。
まずはこの作品を、携帯で執筆していたことに驚き。
すごい。真似できない。おばちゃんには無理。
そこに一抹の不安はありましたが、誤変換除き、文章は読みやすく、スルッと頭に入ってきました。

ただ、アクションや、多人数での会話シーンは、読みにくい印象がありました。
ペルメテウスの事件の時、バタバタとロボットやら人やらが雪崩れ込んでいく場面は、今誰がどこにいてどうなっているのか、何度かページをめくり直してしまいました。

一文の中に情報を詰め込みすぎることも、多いように見受けられます。
書き慣れると冗長になってしまうので、長いなと思ったら、思い切って二つに分けると良いらしいです。
それでだいぶ、情報が整理されるようになると思います。

一番の課題は、人物の書き分けかな?
せっかく体育会系美少女5人もいたのに、それぞれの特徴がよく分からず、困惑しました。
これは既にご指摘あるようですから、割愛しますが、身体的特徴、口癖、嗜好、仕草など、読者は案外覚えていないので、ハッキリと個々人が分かるような書き方をしていかないと、なかなか理解してもらえないのではないかと思います。
漫画やアニメはその点ビジュアルで区別できるから楽なんですけどね〜。似たようなキャラが5人いたら、色で区別しよう、とか。
小説はそうはいきませんから、そこは上手く回避できたら良かったなと思います。

世界観についても、他の方と被りますが、もうちょっと宇宙的未来的な物を匂わせていただければ良かった……!

息子が銀河鉄道999好きで、今でも良く再放送の録画を再生するのですが、今見ると滑稽な描写があります。
(1)言語が全宇宙、日本語
(2)宇宙都市だけど、文化が日本
テレビ版の最終回、なんとメーテルが、縦書き日本語の手紙を鉄郎に渡していたんですよ! 今なら失笑物です!
子供の頃は何とも思わなかったんですよね。
言われてみれば奇妙な話です。
が、それほど、自分がこれまで経験した、目にしたもの以上の文化を想像するのは難しい、ということなのだと思います。

だから今回、帝国の文化がまるで現代日本みたいだと思ったとき、変な違和感があって。それを納得できるような記述、エピソードがちょいと足りないなと思ってしまったんですね。

ご当地アイドルという、地球の中でもものすごく一部地域のみでもてはやされる存在が、なぜ帝国の中で大きな地位を築いていったのか。なぜ他惑星にもご当地アイドルというモノが存在するのか。書いてありましたかね……(覚えていないだけかもしれない)

あ。でもでも。
誤解しないでください!
面白かったのは本当です。面白かったからこそ、注文を付けたくなる。それは、読んだときに出来た少しのわだかまりを解消したいと、そうすればもっと楽しめたのにと言う、読者のわがままです。

凄い物を読んだと思いました。それは嘘ではありません。
アイドルと地球の命運なんて、思いついても形には出来ません。これだけの物を仕上げた力は本物だと思います。
発想力と、ここまで携帯で打ち続けるという力(何度も言いますが、おばちゃんには無理)は、きっと更に伸び続けると思います。これから先も、頑張ってください。応援しています!


[1709] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:平 啓 2014/09/20(土) 19:21
拝読しました。
アイドル物はまったくの門外漢(オバサンですが)なので、題名でちょっと引いていたのですが、難なく非常に楽しんで読むことができました。切羽詰まった背景や、五人が無理やり置かれてしまった現実の無情さがまた、この話の行く末を知らねばとの意欲を掻き立てました。お世話係りの秋山さんの悲壮な仕事ぶりに一番泣かせられたのは、年齢が一番近いからでしょう。
ただ、小説上では五人が主要人物というのは多いなあと感じます。当初は三人にならないかと思いつつ、ウラシマ効果でああなっては一人でも多い方がいいよねとも同情しましたが。
一方で彼女たちの活躍はそれなり面白かったのですが、やはり銀河帝国の様相や人々の生活余りに現代の地球や日本に似ていて、異郷!という雰囲気を味わえなかったのが残念です。精神的にも地球人とそれほど隔たらないのは、やはりアイドルという概念を受け入れるのには必要な下地だったのでしょうね。また、帝国人化というのもいろいろバージョンがあるようで、こんがらかりました。
なので、一番印象に残ったのは、五人がバスや列車(?)を乗り継いで、銀河帝国へ向かう旅路の描写でした。生物と文明の多様さが、もっと味わいたかったな、せっかく銀河の中心に来たのだから、と思った次第です。
でも、少女アイドル物全くダメなワタクシを、よくぞ読ませてくださいました。ありがとうございます。


[1713] 【ネタバレあり】感想です Name:朝陽遥 2014/09/20(土) 20:54
 拝読しました。
 アイドルものというジャンルに触れる機会がこれまであまりなかったのですが(流行りに乗り遅れて某連続ドラマも観ていなかったことですし……)、ああ、なるほどこういう面白さがあるのかと、膝を打ちました。華やかな世界にいても、彼女たちの本質はそのあたりにいる当たり前の女の子たちと変わらなくて、家族のこととか、好きな人のこととかで悩んだり、泣いたり笑ったりしていて。そういう普通の子たちが、大きなものを犠牲にして、つらい思いをしながらも、笑顔を忘れずに頑張っている。
 読みやすい文章、読み手の気を惹く構成、親しみの持てる登場人物たちと、総じて楽しく読ませて頂きました。主要キャラクターだけではなくて、彼女らのファンになってゆく帝国の人々やライバルたち、ホームステイ先の家族、ひとりひとりが魅力的で、そうした脇役たちがサクセスストーリーをしっかり支えていました。

 身勝手な読者のひとりとして、ひとつ注文をつけるなら、もう少し尺がほしかったという気持ちがあります。
 主要登場人物だけで5人+2人、さらに魅力的な脇役もたくさん登場しています。個人的な感覚としては、この倍くらいの長さを使って、ひとりひとりの背景をもう少し詳しく書き込んであったら、さらに楽しく読めたのではという気がしました。
 コスモスのくだりが素敵だったり、あの子をいじめていた長男がいつのまにか……というあたりや、木の人の意外な正体ににやりとしたりとか、そういう小ネタがひとつひとつ楽しかったので、よけいにそう思ったのかもしれません。

 楽しませていただきました。好き勝手な感想、どうかご容赦くださいますよう。


[1970] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:桐谷瑞香 HOME 2014/09/28(日) 17:13
少女たちの成長物語、一気に楽しく拝読させて頂きました。
タイトルを見て、今どきのタイトルの付け方で、しかもアイドルとあってコメディ系なのかと思ったのですが、タグ見ましたら思いっきりシリアスでしたね。長いタイトルだからと、敬遠してはいけないと痛感しました……。
王道的な成長物語ですが、戻れないと知った場面、そして秋山の死によってかなりシリアスになり、どん底に打ち付けられました。同時に読む速度も上がりました。
杏子を中心として空虚感になってしまった様子を見て、いったいこの後どうやって持ち直すのか非常に気になりました。
そこで出てくるコスモス。小さく可憐ながらも、力強いその花が彼女たちに力を与えた。アイドルの華として、そしてこの小説の華として、ひときわ印象的なものでした。
そこから駆け上がっていく姿は爽快であり、まさかのアクションシーンでは彼女らのもう一つの顔も見れて面白かったです。最後はコスモスのシーンも広がって綺麗に終わって良い話だったなと思いました。

さて、他の方も指摘している通り、成長物語であるメインのお話はすごく楽しめました。
ですが、サブキャラの唐突な描写等には思わず首をひねりつつ、必死に脳内で変換していました。欲を言うのならば、その人たちのことももっと描写して欲しかったです。それぞれに重い使命を持ちながら生きている魅力的な人たちなので。
また5人の少女がメインですが、序盤に一気に出てきてしまい脳内で理解しきれなかったため、簡単にメモを取るという状況になってしまいました。序盤を中心に彼女ら個々の描写ももう少し付け加えて欲しかったですね。

とても素敵な成長物語をありがとうございました。


[2035] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:尚文 2014/09/30(火) 16:21
銀河レベルでのご当地アイドルの話、楽しませていただきました。
SFとしてだけではなく、設定も完成度が極めて高いものだと思います。

[2075] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:ナマケモノ 2014/10/02(木) 22:57
 読ませていただきました。日本にある地球最後の秘境に住むケモノです。すみません、ブックマークしてたのですが、期間中に読めませんでした。

 秋山さんが亡くなってから一気に引き込まれました。もう、この話の主人公は秋山さんてぐらい、秋山さんのことしか頭に残ってないです。
 秋山さんの死を乗り越え、団結していく5人の姿がよく描かれていると思いました。
 設定もきちんとされていて羨ましい。


 反面、主要五人の影が薄いと思いました……。
 ほかの方とかぶりますが、杏子ちゃん以外印象に残ってない。彼女も銀河帝国に来る前、初恋に敗れているのにそれも本作であまり活かされていませんし……。
 せめて、彼が杏子ちゃんがアイドルになることを知っていて、出発の日にお別れをいいに来るぐらいのイベントはあっても良かったと思います。
 なんここう、ちゃんとそれぞれの子に個性と設定はあるのに、それが作中できちんと描かれていない気がしました。もっと掘り下げを上手くすれば、お話も面白くなるのなぁ。

 あとは、秋山さんの死が少しばかり唐突に思えました。もう少し、秋山さんが5人のために頑張っている姿や、調子が悪い様子などを伏線として描いても良かったと思います。

 


 

[2196] 執筆後記的な言い訳的な反省会 Name:あずき犬 2014/10/07(火) 18:06
 決して少なくない文字数にもかかわらず拙書を読んでいただくだけでなく、感想まで投稿していただき、まことにありがとうございます。
 しかも、長編部門『特別賞』をいただきました。ひとえに読んでいただき、感想を下さった方のおかげと感謝しきりです。ただ、やはり他の参加作品と比べてしまうと稚拙な部分が目についてしまいます。いただいた賞は今後の成長への期待と受け取り、精進していく所存です。
 以下、執筆後記というか、言い訳、というか反省会になります。


■はじめに
 新しいSFを書いてやる! 6月某日、なろうに登録し、企画を知って無謀にそんな事を思ってプロットを組みはじめました。なんとか出だしの3万字位が書けたので参加表明しました。
 オリジナルの長編なんて書いた事なかったのに、随分と無謀な事をしました。

■執筆のきっかけ
 もともと異星人との遭遇物を書こうと思っていました。で、出てきたのが、ファーストコンタクトが宇宙人のアイドルの興行だったら、でした。
 宇宙から何やら賑やかな宇宙船が降りてきて、各国の首脳があーだこーだして世界中パニックの中、彼等が現れたのは、武道館の受付。興行したいから貸してほしい。
 でもこれでは短編の一発ネタだなあと一度はお蔵入りさせました。
 短編用の別のプロットを作っている時に、じゃあ、逆に地球から打って出るのは、と思いつき一気にプロットを作りました。
 作品中、日本の国名は出てきますが、それ以外を造語にしていたのは、次の興行先こそ、この地球だったからです。伝わりにくかったみたいで力量不足が悔やまれます。

■永遠性について
 白状すると、私、アイドルには殆ど興味ありませんでした。執筆を始めてから勉強した有様です。とはいうものの、アイドルが抱える問題は理解しました。それは『永遠性』です。アイドルとはいえ、彼女達は成長し、やがてアイドルを卒業していかなくてはいけない。AKB48は、その点上手い仕組みを考えたと思います。センターを変えて、祝福の中卒業させていく。でもこの仕組みにも限界があります。ワンパターンに陥る事。
 それに対する答として、ウラシマ効果を利用した方法を考えました。
 作中、悲劇の象徴として書いたウラシマ効果ですが、彼女達が興行で訪れた辺境の星、次に彼女達が訪れるのは、百年後、千年後。ウラシマ効果によりほとんど変わらない姿で現れる彼女達。まさに伝説のアイドルになるだろうなと。


■ウラシマ効果について
 SFにおけるガジェットは益にもなり悲劇にもなりうる。本作におけるウラシマ効果はそんないわゆる古典的な「SFはこうあるべき」に添って取り入れましたが、いやはや、悲劇ばかりが表に出てしまったようで。
 ウラシマ効果によりもたらされる益の面について、もう少し記述するべきだったと反省しています。例えば、SMC設立のくだりで触れておくべきでした。

■コスモスについて
 最初、秩序(コスモス)=銀河帝国と混沌(カオス)=地球という対比の構図を思い描き、その融合された姿として『コス☆モス』を考えました。このあたりは、全く描写できていませんでした。というか、描写する能力がありませんでした。ああ、自分の力の無さが悔しい。

■タイトルについて
 原題は『コスモス〜銀河の中心で咲く純真の花〜』でした。でもこれじゃ面白くなく、また、せっかく小説家になろう内での企画ということもあり、それっぽい題名を付けてみました。賛否両論ありましたが、投票結果を見ると意外と受けていたようですね。自分でもびっくりです。

 長々と書いてきましたが、だんだん言い訳ばかりになっていきそうなので終わります。


 個別の感想返信については、後日、PCが使える時に投稿させていただきます。

 あ、あと、作品一覧で、作者名が原因でこの作品が一番上になっていました。もし、SFコンに興味を持ってページを覗かれた方が、一番上に載っているこの作品を見て、呆れて帰っていかれたりしたら、と不安で不安でしかたありませんでした。作者名順ではなく、作品のあいうえお順だったらよかったかな。


[2219] RE:あずき犬「悔しいからアイドルになって地球を救ってやる!!」 Name:拙者 2014/10/09(木) 21:59
拝読いたしました。各章で印象的だった点などを(ネタバレありです)

1st.album
 のっけから気になってた洋平に彼女ができててしょんぼり!
 この地球は銀河帝国に併合されてる? でもあまり変わり映えしてない感じ。
 洋平からもらったチョコバーが当たりで工場に招待?
 これは「夢のチョコレート工場」!? 危険な匂いが。
 バスに乗って出発! 運転手が着ぐるみ?
 で、五人そろってなぜか宇宙へ!
 剣道、空手、合気道、弓道、全員武道系、と思ったらひとりだけ新体操?
 銀河帝国に到着して親善大使としてアイドルに?
 地球は忘れられ気味な星なのか……
 そしてTKU5? そのまますぎ!

2nd.album
 杏子のステイ先が、なんか普通!
 エコは素直で可愛い。そして兄貴が生意気。こいつむかつく。
 そして五人とも、結構その気になってる!?
 みんなの得意技を披露。
 「魔法少女戦士」…ゴクリ。銀河帝国まで来て「のり弁」! しょぼいぞ。
 そして発表の場はご当地物産展特設ステージ……しょっぱいぞ。
 各惑星からご当地アイドルがきているのか…
 杏子がリュークと親父のやり取りを聞いてしまいへこむ! こういう差別が一番嫌な感じ。
 そしていつのまにか5人にもプロ根性が!

モノローグ
 秋山さんの独白と死。
 ここで話のトーンが一気に変わる感じ……

3rd.album
 絶望する5人。
 そしてゲームからも銀河帝国人の価値観が徐々に明らかに。逃げ出す杏子。
 杏子植物園で尻尾少女に出会って、コスモスに自分たちを重ねて立ち上がる杏子!
 エルザは秋山さんを知っていた?
 帰って来た杏子を優しく迎えるマーサ。
 そしてそれぞれが楽器を持って演奏? けいおん!
 田端の境遇があきらかに。早紀が手術を? そして学校でライブ!
 田端が先生と再会!
 ライブを見ていたリュークが揺れる!
 ご当地アイドル大集合で収録直前にハプニング!
 ロボットを従えてヤクラ解放戦線の戦士が乱入
 5人がそれぞれの技で応戦! かっこいい。
 軍のもみ消し工作に田端が細工を……

4th.album
 何かがリュークを変えた!
 ゲームのプレイスタイルに変化が? 
 リュークが流したデータが銀河じゅうに流布してた!
 歌がきっかけで世界に変化が!
 在りし日の地球に思いを馳せる杏子。
 そして5人が万感の思いを込めてステージに!

  #

なんとも軽い感じで始まった物語。
主人公の5人も、すごい境遇に陥った割に大した葛藤も無く言われたとおりにアイドル稼業に血道を上げ始めて、おいおい、どういうこっちゃと思いながら読んでいたら……。
他の方の感想でも上がっていた通り、秋山さんの悲壮な独白を境に一気に引き込まれてしまいました。
また、作中で杏子ら辺境出身のアイドルたちが味わう善意の衣に包まれた差別的な仕打も、本作に苦々しい読み応えを与えていると思いました。
銀河帝国が物凄いスケールで他の星を蹂躙する割に、市民は普通に、というか少しがさつな「いい」人達だったりするのにも妙なリアリティを感じて、空恐ろしい気持ちになりました。
ゆえに終盤で悲しみを乗り越えた5人の音楽がリュークをはじめとした周囲の人間を変え、銀河を変革して行く様は、単純なハッピーエンドにはなりようのない5人の境遇とも相まって、ずしりとしたカタルシスを感じ鳥肌が立ちました。
面白かったです。
勝手な感想失礼しました。

[2237] 感想返信@です Name:あずき犬 2014/10/11(土) 23:34
 読んで下さっただけでなく、感想までくださり、ありがとうございました。個別に感想を返信いたします。
 稚拙な文章だったと思います。なんとか良い所を探して感想を下さった皆様の優しさに感謝しかありません。 
 PC使えそうにないので、携帯とデシカメを使用したモバイルハイブリット返信(感想画面を撮影し、それを見ながら返信という最先端技術)になります。引用等出来ないのでご了承下さい。


≫栖坂月さま
 早速の感想ありがとうございました。
 展開の平凡さには書きながら悩みました。ありきたりな展開になってしまったのは、アイデアの枯渇と、急展開することに対する恐さがあったと思います。書きはじめの段階から、終わりは明るくするつもりだったので、脱線する恐怖に勝てませんでした。終盤、得に帝国人の気持ちの変遷については、やはりもっと描写が必要だったと思います。
 タイトルだけは冒険してしまいましたね。タイトルで引かれていたこの物語をみなさんに読んでいただけたのは栖坂月さまの感想があったからだと思います。ありがとうございました。

≫URAさん
 感想ありがとうございました。辛口にびびってしまいましたが、温かい指摘に安心しました。銀河帝国に関しては、総じて設定の詰めが甘かったと思っています。わたしにもURAさんくらいの設定構築能力があれば!と思います。
 秋山さんのモノローグに力が入ったのは、私の本心が現れていたからかなと思います。しっかりしろ日本!
 杏子以外の四人については、裏でいろいろ設定していたのですが、始まりが杏子の回想だったので、泣く泣く省きました。三人称とはいえ、限りなく杏子の一人称に近い形でしたので、どこまで脱線していいのか分からず、えいっと切ってしまいました。この辺りはなかなか難しい所ですね。 書き手の変なこだわりと、読者が何を求めているのか、もう一度考えてみたいと思います。のじゃー

≫ろさん
 感想ありがとうございました。というか、あまりにも的確な指摘に、唖然としました。伏線と回収には結構気を使ったのですが、ほんと、おっしゃる通りだと思います。
 本筋の裏で進行する話こそ、大切にしようと決めていたのに、とって付けたような回収が多かったと思いますし、それは、設定の甘さがあった為だと思います。指摘もさることながら、そこまで読み込んでいただけた事がほんとに嬉しくて。……少し泣いてしまいました。こうして読んで下さる方がいるのなら、もっと頑張って書いて行こうと身を引き締めました。
 
≫真崎@M's Worksさま
 感想ありがとうございました。
 お察しの通り、物語のテンポについては、最初から最後まで悩み通しでした。特に銀河帝国の描写については、書いては消し、書いては消しの状態でした。どうしても説明描写が多くなってしまい、杏子の視点がずれていってしまいました。せっかくのなんちゃって三人称なのだから、もう少し書きようはあったかとおもいます。心理描写もどこまで入れていいのか迷走していました。
 最後まで読んで貰う事がとりあえずの目標でしたが、今後は、あえてテンポを崩してみるような事にも挑戦していきたいと思います。


〜感想返信Aに続きます〜


[2240] 感想返信Aです Name:あずき犬 2014/10/12(日) 01:36
 感想返信Aです。

≫みもりさま
 思わず膝を打ちました。売れないアイドルからのスタート。執筆中、彼女達を前に進ませる原動力について、ずっと悩んでいました。結局の所、身近な人の死や、地球の命運で彼女達を追い込んでいくという方法しか見つからず、巻き返しの展開に無理が生じてしまったのだと思います。
 確かに、売れないアイドルからならば、ポジティブな動機ができただろうに。 全くのゼロからスタートさせたかった意図もありますが、そうするならそうするで、書くべき物が足りなかったのだと思います。反省しきりです。

≫VEILCHENさま
 感想ありがとうございました。
 質問のあった遺伝子改良ですが、二種類あり、まず宇宙線などに耐性を持たせ、銀河帝国の惑星全体を覆う擬似ネットワークに繋がるための改良、そして、体細胞、記憶全ての遺伝子を改良する物。基本的には前者の改良で終わらすのが主ですが、過去の記憶に苛まれる者、完全な隷属を身をもって表す者、そして、生物として元来保持している攻撃性や、野蛮性を消し去り、穏やかな帝国人にする事を目的にしていると考えました。アンジェラは、攻撃的種族と捉えられましたし、精神的に参った早紀も手術を受けようとしていました。さらっと書きましたが、かなりヤバイ技術ですね。確かにこのあたりを突き詰めていけば、銀河帝国の性格を浮き上がらせる事ができたのかもしれません。普及しているガジェットからその文化の特徴を浮き上がらせる。今後生かしていきたい技法だと思います。

≫深津弓春さま
 感想ありがとうございました。
 いただいた感想、何度も読み返しました。今後、物語を書いていく上で、私の指針となるものでした。
 指摘された事項については、私が書きながら躓いていた事ばかりです。
 銀河帝国の町並みについては、あくまで見た目だけですが、未来的な町並みの段階を過ぎて、自然回帰の段階を経て、個人個人が、思い思いの町並みを作る段階まで進化し、共感した者が回りに集まっていると考えていました。早紀のホームステイの話に上手く紛れこまそうとしたのですが、中途半端になってしまいました。
 寛容とたしなみと無慈悲。銀河帝国人の設定の骨子となるもので、参考にしたのは、黒船時代の帝国主義でした。押し付けがましい良心と、裏に秘めたまがまがしいまでの侵略欲。
 そんな後進国が始めたまね事。子供のまね事だと思って笑っていたら、いつの間にか。
 ハイカルチャーは歴史を動かす事ができないが、ロウカルチャーにはその力があるというのが、アイドルを取り上げた理由です。
 頭の中では、いろいろ考えていても、それを物語として分かりやすく出力していく方法が分からず、一人悩みながら執筆していました。
 恒星間航行を成し遂げ、無数の異文化と出会い、吸収し、銀河を制した帝国が、後進惑星に対してどのような感情を持つのか。一体彼等は、何を思って銀河を統一していったのか。深い思慮が必要な課題に正面から向き合わず、過去に答えを求めた事による歪みが、物語全体を胡散臭い物にしてしまった気がします。
 
 それにしても、ここまで読み込んでいただいた方を、心底楽しませる事が出来なかった私の筆力の無さが情けなくて。悔しくて。
 感想を読む度に、この気持ちを思い出し、物語を書いていきたいと思います。


〜ちょっと感情的になってしまったので続きの感想返信はまた後ほど〜


[2252] 感想返信B ありがとう! Name:あずき犬 2014/10/16(木) 19:14
 感想返信Bです。遅くなってすみません。

≫天崎剣さま
 感想ありがとうございました。
 締め切りに追われ続けた夏でした。ネット上では、出来上がった作品しか見れませんが、みな、それぞれの生活を抱えながら頑張っている事に改めて気付かされました。
 
 登場人物の書き分け、ほんとに難しいですね。特に、年齢、性別、それに加えて、本作ではみんな基本体育会系。大阪弁にするのがやっとでした。5人は多いかなとは思いましたが、ネタバレすると、モモクロZをイメージしていたのでこの人数になりました。
 戦闘シーンも、簡単な絵に起こして書きましたが、これも難しい。戦闘シーンを、いかに頭に入ってきやすい文章で書けるか。今後の課題です。戦闘を回避するのも手だとは思いますけどね。
 一文に盛り沢山してしまうのは、仕事柄かもしれません。日頃、限られた文量の固めの文章ばかり書いているせいですね。感想読むまで自分でも気付きませんでした。ありがたい指摘です。

 テレビなどのメディアには出てきませんが、きらびやかな世界の裏には、たくさんの『秋山さん』がいると思います。目の前の事象に捕われず、物事の本質を見れるような生き方がしたいものです。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
≫平 啓さま
 感想ありがとうございました。
 異境を書くのがこんなに難しいとは思いませんでした。世界のしくみを一から築かなくてはいけなく、作り込みが足りませんでしたね。食べ物、社会構造、法律、文化。書けば書くほど、食い違いが出てきて頭を抱えました。じっくり世界観を作り上げていく事は楽しいのですが、それだけで力尽きる事も多々あり。
 当初は3人だった主役は、立ち直りの為に5人に増やしました。モモクロZを参考にはしましたが、3人だと、立ち直りに無理が出てしまいました。どうしても天然キャラと、おばさんキャラが欲しかった、という所です。
 

≫朝陽遥さま
 感想ありがとうございました。
 登場人物のエピソードについては、いくつか考えていたのですが描ききる事ができませんでした。というのは、物語のスタートが杏子の回想だったからです。彼女の知らない事をどこまで書けばいいのか、書きながらずっと悩み続けました。結果としては、話はまとまったけれども、枝葉が足りない結末になってしまいました。
 なんとか杏子目線でエピソードを想起させる事ができたらよかったのですが。今後の課題としていきたいです。

≫桐谷端香さま
 感想ありがとうございました。
 登場人物の書き分けは今後の課題ですね。メモまで書いて下さったみたいで。申し訳ないような、ありがたいような。魅力的な脇役は書きたかった事でしたが、確かに唐突感がありますね。自然な描写を心掛けたいですが、なかなか難しそう。それぞれの性格を尖らせたら出来そうですが。
 今思えば、主役5人がみな体育会系、帝国人はみな心穏やかという設定自体無理があったような気がします。難易度を自分でも上げてしまった的な。
 

≫尚文さま
 感想ありがとうございました。
 いたらない設定でしたが、お褒めいただき、ありがとうございます。設定、ほんとに苦労したので、素直にうれしいです。
 
≫ナマケモノさま
 感想ありがとうございました。
 五人のエピソードについてはずっと悩みのタネでした。物語の軸を崩さずに書き切る自信がなく、いくつかのエピソードを切り捨てました。
 特に恋愛については、全く書ける自信がありません。でも、確かに必要ですよね。あの年代の少女なら、地球の命運よりも恋愛なねかもしれませんね。
 恋愛とアイドル活動。これはなかなかに難しい課題です。それだけで話が出来てしまいそう。

≫拙者さま
 感想ありがとうございました。
 終盤でのカタルシスを感じていただけたのなら、作者冥利に尽きます。
 序盤の軽いノリと中盤の重たい空気、終盤のカタルシスが書きながら意識した事でした。
 結果発表後にもかかわらず、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。


■最後に

 個別の感想返信は以上になります。投票結果を見ると、たくさんの人に読んでいただいたようで、うれしいような恥ずかしいような。
 作者名の為、一覧の一番上にあったのが大きかったような気もしますが。
 掌編もあわせて、たくさんの感想を頂き、とても勉強になった企画でした。
 それよりも大きかったのは、様々な作者の方と知り合えた事ですね。
 企画は終わりましたが、少し充電してまた頑張っていきたいです。
 実は、ちょっと燃え尽き症候群みたいな感じになっています。

 あと、『あずき犬』が感想掲示板でいろいろ勝手な事書いてしまいました。作者の中には気分を害した人もいるかもしれません。妄想し過ぎと反省してます。次回は更に妄想に磨きをかけていく所存であります。

 主催者様、参加されたみなさんにShine Futureが訪れる事を願って。



  



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